コーヒーこの味70年後の不安

コーヒーこの味70年後の不安

ちょと前ですが朝日新聞夕刊の環境を取り上げた紙面にこんなネガティブなタイトルが(汗…)
英王立キュー植物園とエチオピアの研究チームが米科学誌「プロスワン」に発表。
内容は「世界で流通するコーヒー豆の7割を占めるアラビカ種が、気候変動のため、最悪の場合2080年ごろに絶滅する恐れがある。」ガーーーーーーーン!
えっ!コーヒーなくなっちやうの?それは困るよね!地球温暖化の影響でコーヒーの栽培地域が減少している問題は数年前から耳にしている情報でした。

SCAA(米国スペシャルティコーヒー協会)は数年前からこの問題に研究者を集めて、新しい栽培・生産地の模索に取り組んでいます。たしかにアラビカ種は低地ではなく高産地に生息、栽培が適している品種なのです。しかし、これまでもコーヒーの伝播の歴史をたどると世界中に拡散し、ある場所では自然交配や突然変異種が生まれたり研究機関によって品種改良が行われてきました。これらはコーヒーを取り巻く外側のさまざまな環境の変化により生まれたものだと個人的には考えています。ちょっと大袈裟ですが種の保存は常にこれらの要因に対応しながらその営みを続けているのではないのでしょうか?コーヒーも農作物です。この先も人類にとって生活の糧であり、楽しみでもあるコーヒーを持続可能にするためにみなさんは何をしますか?