サンタ・カタリーナ−4

サンタ・カタリーナ−4

いよいよベッドで寝ているのがつらくなり同室の兼松のT氏に気を使いつつゲストのハウスの外へ出るとあたりは未だ薄暗く,標高1400mの高地では肌寒いくらいです。日中こそ強い日差しで30度程に上昇しますが湿度は低くカラッとしていて快適です!そして日が沈むとグッと冷え込み10度を切るくらいまで気温が下がります。

実はこの高産地ならではの寒暖の差がおいしいコーヒーを生み出す秘密なのです!人間生活も同じことが言えると思いますが、働き詰めはよくありません。(笑)日中は活動し、日が沈めば身体を休めると言った具合にコーヒーの樹の育成にもこのサイクルは不可欠で標高が低く、夜間でも気温が下がりにくい低地ではこのような環境は得られずおいしいコーヒーは生まれないのです。

農園の入り口付近を見渡すともう既に農園労働者が自分の持ち場へ向かおうとしています。ちなみに、彼らはここまで自宅から最低一時間以上歩いて出勤して来ますが、ここからさらに各自の持ち場までは30分から一時間位歩くのです。。