ルワンダ−3(アフリカ秘められた魅力)

ルワンダ−3(アフリカ秘められた魅力)

ルワンダのコーヒー栽培の歴史は
今から遡る事100年程前、1900年代初頭ベルギー統治の時代から
コーヒー栽培は行われていたようです
ルワンダ以外でもアフリカ大陸では
コーヒーの栽培は盛んに行われてきました

今日のお話のテーマは「アフリカ秘められた魅力」と
サブタイトルが付いています
なんかすごそうなタイトルですがこれからの
内容はあくまで個人的な見解です(笑)

ルワンダが昔からコーヒー栽培をしていた事は書きました
コーヒーには大まかに精製方法は二つに分かれます
水洗式(ウオッシュト)か非水洗式(ナチュラル)か…
(写真は新設された水洗式精製所2009年撮影)
レギュラーコーヒーの殆どは水洗式です
水洗式は精製工程が非水洗式に比べて圧倒的に緻密です
ただし、設備投資が必要になり貧困な経済状態では
確立することは難しく、方や非水洗式は収穫期の後に
乾期が訪れて、乾燥させる広いスペースが確保できれば
安価な資材でたやすく精製が可能になります

世界最大のコーヒー生産国ブラジルは
高地平原で栽培しているので
非水洗式が盛んで有名です

また、アフリカ大陸では経済的な理由で
非水洗式の生産国が多く存在しています
なんか,前置きが長くなってしまいましたが
要するに水洗式の方が品質は格段に向上する訳です

ルワンダは非水洗式のコーヒー生産国でした
そして、精製方法を非水洗式から水洗式に
切り替えることにより飛躍的に品質が向上しました

ルワンダの成功例はアフリカコーヒーの秘められた
可能性の高さを見事に実証したケースと言えるでしょう
それはルワンダは標高が高く本来コーヒー栽培に重要な
肥沃な土壌と熱帯特有の気候条件を兼ね備えているからです
東アフリカの南北にはグレートリフトバレーという鉱脈が連なっています
グレートリフトバレーの土壌はコーヒー栽培に
非常に適した土壌として知られています

ルワンダ以外にも隣国のブルンディやその他
ウガンダ、ザンビア、マラウイなど精製設備や技術の改善により 
素晴らしいコーヒーが生まれる可能性を秘めていると言う訳です
ただし、コーヒーは農作物なのでそんなに簡単には行かないのですが
この先、このようなケースが生まれてくることは楽しみにしたいと思います 

そんなアフリカ、ルワンダの状況を確認したくて
2009年2月2度目のアフリカミッションへと向かったのでした
つづく… 

上写真はマラウイの風景