ナリーニョ−5

ナリーニョ−5

ナリーニョは南部を代表する生産地です
その他のコロンビアコーヒーと比べて
優れているのは豆の繊維質が固く
深いローストを施しても香味が崩れないと
個人的には考えています
そのナリーニョ地区でも
その地域により多様な香味の
変化があり 複雑です
前出アップした写真からもお分かりの通り
肥沃な土壌と標高の高い急峻な ロケーションから
創り出される故の高品質 コーヒー生産地
一方、北部エリアはミディアムボディで
柔らかな豆質で、ローストレンジは若干異なります

因みに下のグラフは上がコロンビア最北部のマグナレダ地区と
下が最南端のナリーニョ地区の収穫時期のデータです
面白いことに双方が全く逆の収穫時期にあることが見て取れます
これも日本の国土の約三倍の広さと南北に連なる
地理的条件の違いから生まれる環境の差を表しています

基本的に我々LCFグループは標高の高い産地で採れた
固く引き締まった豆を対象として
深いローストにも耐えられることが
重要なポイントとしています
それは何故か分かりますか?
その理由は
1:高産地産の固い豆は原料としても鮮度劣化の変化が遅い
2:高産地産の豆からは良質の酸味が生まれクリーンなコーヒーが生まれる
3:高産地産の豆は深いローストにしても美味しさを表現することが可能になることで
  浅めのーストから深いローストまで香味の表現の多様性が生まれる
これは個人的な見解ですが(今回はやたらこのコメントが多いですね)
中でも,三番が特に重要です!
今,世の中を見渡せば多様性に溢れています
コーヒーを楽しむおいしさだって多様性があっていいはずです!
逆に言えばこのローストしか美味しくないっていうのは
つまらないじゃないですか?
われわれ仕入れグループのLCFの理念はここにあります
そんなコーヒーの楽しみの多様性を
お伝えすることがわれわれの使命と考えています
う〜〜〜ん、何だか自分で書いていてカッコイイ(爆)
と言う訳で、みなさんコロンビア・サマニエゴ農協は
コクのあるシティローストと良質の苦味のあるフレンチローストと
二つの異なる美味しさで販売中です!
ぜひともいろいろお試しくださいませ…

コロンビア・ナリーニョ・サマニエゴ農協
シティ&フレンチ共に200g/¥1300(税抜)
好評販売中です! 

写真は小農家の乾燥場と可憐なコーヒーの花