異業種さんにゅう?ー2

異業種さんにゅう?ー2

前回はファスナーの世界的なブランドYKKさんが
都内にカフェをオープンというニュースをお伝えしました
そしてブラジルの自社農園でコーヒー栽培まで
やっているとは驚きです!
 
生産の拠点としているのが南米ブラジル
みなさんもご存知の通りブラジルは
世界No1のコーヒー生産国です 
ブラジルは日本との関わりも深く
ボクの記憶が確かならば米国に次ぎ
世界で二番目に日本系人の人口が多い国のはずです 

YKKさんは1972年にブラジルに進出
実はこの頃日本政府も第一次石油ショックや
米国大豆の禁輸などをきっかけに
資源の安定確保のなど外交問題に直面していました
時の総理大臣田中角栄氏が訪伯した際
ブラジルの中部セラード高原の農業開発協力事業 を
エルネスト・ガゼイル大統領へ提案し
2001年の終了まで21年間に渡り 
約 600億円(日本のODAは279億円を活用)が投じられ
対象地域は34万ヘクタールに及び,酸性土壌の中和による改良や
灌漑設備の施行においては現JICAをつうじて115人の農業専門家が現地へ派遣されました

今回、YKKさんのコーヒー栽培・精製の拠点はブラジル高原の
セラード地区にあります
セラードとはポルトガル語で「閉ざされた」という意味があり
この地はカンポ・セラードと呼ばれ「見とうしのきかない草原」であり
その状況を上記の通り,日本の農業技術と莫大な資金が投入されて
出来上がった,日本とはとても関わりの深い土地柄なのでした

当店でもこのセラード地区のコーヒーを扱う時期がありますので
その際はぜひお試しください!

これで「異業種さんにゅう」はおしまいです