マンデリンの魅力−2

マンデリンの魅力−2

インドネシアのスマトラ島
マンデリンの産地は中央からやや北上にある
トバ湖という古びた観光地をおおまかに南北に挟んで
上、北部がアチェ地区と下南部にリントン地区で
栽培されています
本来はトバ湖から少しはなれた南西部の
リントン地区にマンデリン族が存在していたことが
呼称の起源ではないかと言われているようです

北部アチェ地区は90年代まで続いた民族紛争で
コーヒー産地としては疲弊してしまいましたが
一時はインドネシア「ガヨ・マウンテン」と
言うネーミングで 流通していた事もありました

当店でも開店当時から販売しているのは
南部リントン・ニフタ地区の樹齢50年を超える
在来品種の古木だけから集めた貴重なマンデリンなのです
20世紀初頭、「さび病」が蔓延した為
多くの樹が耐病性の強い
カチモール種に植え替えられていきました 
我々の仕入れグループではカチモール種の香味は重たく
華やかで良質の酸味と滑らかなコクとは
かけ離れていってしまったと捉えています
それ故に、「さび病」を逃れた貴重な在来品種を
厳選することがマンデリン本来の魅力をお客様に
お伝えする為のたいせつな 要素なのです

つづく…

只今好評販売中!
インドネシア・スマトラ島「LCFマンデリン」
フレンチロースト 200g/¥1566 

上写真はスマトラ島北部の商業都市メダンの街中