ミャンマー7 「コーヒーの楽しみは多様性!」−6最終回

ミャンマー7 「コーヒーの楽しみは多様性!」−6最終回

>今回の焙煎度合いの説明はこの「1ハゼ」から「2ハゼ」の終わりまでを4分割することによる、コーヒーの味わいの変化と多様性について書きたいと思います

今回は「深煎り」上記の「2ハゼ」のピークまでの領域を指します。生豆に含まれている油脂から煙が発生する量が一段と増えて来ますので、ここからは焙煎機の排気能力も問われるのです。

良質な酸味が熱加工することにより、カラメル化によって甘味へと変化を伴いますが、同時に豆から発生する煙をしっかりと取り除いてやらないと「煙臭さ」が強く残り、コーヒーの香味全体を支配してしまいます

このような理由で、「深煎り」でとても美味しいコーヒーを作るには良質な原料と高性能な焙煎機と技術が必要となるワケです

個人的な見解ですが、良質な原料とは標高の高いエリアで栽培された良質な酸味を含み、硬い繊維質をあわせ持つことが大切です。このような条件を満たした豆は「中煎り」から「深煎り」まで、焙煎のポイントを変えることにより、多様な味わいの変化を楽しませてくる可能性があるのです

この多様性こそコーヒーの楽しみの本質ではないかと考えていますが皆さんはいかがでしょうか?
嗜好品に正解はありませんが、今回のシリーズで皆さんのコーヒー探しのお手伝いの一環になれば幸いです
お勧めは、たまにはちょっと違う焙煎度合いにチャレンジしてみるのも楽しいものだと思います!
長くなりましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました。

ナッツやスパイスを想わせる華やかな香り
冷めてくると甘い後味が心地良いコーヒーです
ミャンマー「シャン・ユアンガン村」
シティロースト200g¥1512
もうすぐ終了です